横断歩道を歩行中、正面から右折してきた自動車に轢かれ死亡、保険会社の提示額から1000万円以上増額した裁判和解で解決した例
事故と怪我の内容
依頼者の母(90代女性)は、横断歩道を歩行中、正面から右折してきた加害車両に轢かれる事故に遭いました。
加害車両は被害者を完全に見落としており、轢過の結果、残念なことに被害者は亡くなってしまいました。
依頼の経緯
依頼者は、被害者の相続人(息子や娘ら)であり、被害者を亡くし、大変なショックを受けていました。
この先に加害者の契約していた保険会社から賠償額の提示が来ることはわかっていましたが、とても自分たちで対応をしたいとは思わないということで、当事務所にご相談、ご依頼をされました。
弁護活動
受任後、依頼者と打ち合わせをして、被害者ご自身の慰謝料(死亡慰謝料)、逸失利益(家事労働分、年金分)、葬儀に関する諸費用やご遺族固有の慰謝料などを含めて、保険会社に対して、約4200万円の損害賠償請求をしました。
しかし、後日、保険会社から来た回答額は約2400万円であり、依頼者は到底納得できるものではありませんでした。
しかも、相手保険会社は「不服なら裁判をどうぞ」という不遜な態度であり、これを受けて、依頼者は訴訟提起の方針とすることにしました。
訴訟では、主に逸失利益の生活費控除率や家事労働の有無等について争われましたが、最終的に裁判所は約3500万円の和解案を提示しました。
これを双方が受け入れ、裁判上の和解が成立しました。
結果
当初の保険会社提示額から1000万円以上増額した約3500万円の賠償金を獲得することができました。
交通事故に遭われて、お悩みの方はぜひ一度、ご相談なさってみてください。
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